社会人のレクリエーション

 トランポリンはマイナースポーツです。だから、学生時代にトランポリンをしていた人は非常に少ないです。そのため、社会人になってからトランポリンを始めたという人は数多くいます。トランポリンはマイナースポーツ故、経験者が少なく、社会人から始める人がいることを前提として、段階練習方法が作られています。また個人スポーツなので技術的に劣るため、チームメイトに迷惑をかけるという心配もありません。よって、何か新たにスポーツを始めようと思っているには、最適のスポーツです。

 

 レクリエーショントランポリンは、トランポリン競技と異なり、楽しく汗をかくために行うものですので、それぞれのレベルに合わせて、トランポリンを練習すればよいものとなっています。

 

 とは言っても、ある程度のレベルになると単純に練習するだけではつまりません。運動能力の高い人は、宙返りを行ってトランポリン競技に進むこともできるかも知れませんが、多くの社会人はそれほど練習時間をとれるわけではなく、また日常的な運動不足を解決するために始める人も多くいます。そのような人が競技スポーツへ進むことは困難ですが、社会人向けのトランポリンを使ったニュースポーツとして、トランポリンシャトル競技というものが作られています。

 トランポリンシャトル競技は、宙返りのような高度で危険性の高い技を使用禁止にし、練習を積めば誰でもできるようなトランポリンの基本技だけを用いて行う対戦型のスポーツです。対戦型だけに駆け引きも必要ですので、単純に運動能力だけで優劣がつくものではない点も社会人向けとなっています。

 なお、トランポリンシャトル競技は、2011年度まで行われた全国スポーツレクリエーション祭の公式種目であり、国の行う公式スポーツ大会でただ1つ公式種目となったトランポリンスポーツです。

 

 ところで、レクリエーショントランポリンはトランポリンを愛好するものが行うスポーツですので、楽しく行いながらも、最終的には、技の完成度・安定性、跳躍高さを高めていくことになります。つまり、トランポリン競技から難易度の追求を除いたものがレクリエーショントランポリンです。

 そのため、子どもの場合、レクリエーショントランポリンをする子とは、トランポリン競技選手の候補生となりますので、こどものレクリエーショントランポリンはトランポリン競技の一部として扱います。そのため、レクリエーショントランポリンというと一般的に社会人を対象としたものとなっています。

注意